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  • 2013.11.25 Monday
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宇宙

JUGEMテーマ:読書


いま何となく読んでいる本

志村史夫「こわくない物理学」 
佐藤勝彦「宇宙はわれわれの宇宙だけではなかった」 
三田誠広「アインシュタインの謎を解く 誰もがわかる相対性理論」

宇宙ブーム

「こわくない物理学」は「生命とはなにか」を物理学の方面から追求していく本で、「宇宙は〜」はインフレーション宇宙論について書かれてました。マザーユニバースだのアインシュタイン・ローゼン橋だのっていうのが面白かった。「アインシュタインの〜」というのは近代物理学とかの偉人の紹介的な本だった。まだ途中読みだけど。

宇宙って行ったこと無いから解らないけれど本当の所どうなってんのかね。宇宙の本は何がいいってすごく良く寝れるとこだな。自分から意識がブワーッと引き剥がされてくのがいい。

物理って学校では選択科目でほとんど習わなかったんだけど、あと元素記号覚えるのも訳解らんかったし、でも本で読む分には面白いな〜

豊饒の海 最終巻

JUGEMテーマ:読書


天人五衰 読み終わりました。

私は読書が好きだけれど、同じくらいに嫌いでもあります。理由は読み終わってしまわなければならないからです。物語は必ず終わる。それを見届けるのは一つの世界の終わりを見るようなものです。物語が面白ければ面白いだけ、素晴らしければ素晴らしいだけ、完璧であればあるだけ、それはとても辛く、いやな作業です。

三文小説やゴシップの意義が最近身に沁みるのです。私は弱っている。

天人五衰は泣きながら読み終わりました。何のための涙かは良くわかりません。

三島由紀夫氏の中で見捨てられた世界、美からも叡智からも自然の恩恵からも見放された近代文明の死の中で私はこうして喘いで苦悶して生きているのだと思いました。物語の中に入って、この物語が終わる瞬間に消えてしまいたいという切望が沸き起こりました。私はあらかじめ失われた世界にいるんだ。私の人生の方が霧散してしまえばいい。三島が死んだのは死してなお生き残れる術を現出させられたからだ。その後の人生などこの物語をせいぜい華やかに劇的に彩るために捨ててしまっても構わなかったのだ。

読むんじゃなかった。

そして読み終わるんじゃなかった。

私は毒を飲んでしまったと思った。最初から予感はしていたのだ。本能が警告してこの本だけは取らずにいたものを。

しかし、三島氏は最後の最後で読み手に優しい配慮を与えてくれた。ほんの少しの。

最初に彼の悪意かと見間違ったがそれはたぶんちがうのだろう。本多が解脱し、光明の空へ船出する少年の姿を窓越しに見たりしていたら、胸が張り裂けたと思う。

私は夢から醒めたふりをして「どうして」と煩悶しながら洗濯物を干し、お湯を沸かしに行くのだ。

だってそうしないといけないから。


暁の寺

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豊饒の海 第三部 暁の寺、読んだ。

何か読み終わった後目の奥が痛くなって、普段使わない頭を使うとこうなるんだと思った。えっと、そう、大乗仏教についてかなり掘り下げて説明されていた。阿頼耶識とか唯識だとか専門用語が色々と出てきました。「唯識」について調べてみた所、人間の認識しているこの世界に実体は無い(空)であるとか書いてあった気がする。たしか。

物語自体は、桜吹雪の夢の中のような「春の雪」、血と太陽の「奔馬」、に比べると何とも苦くてざらついていて現実を絞って出してるみたいなやるせないお話だった。美しいものというのがほとんど出てこなかったからかなあ。

私は三島由紀夫その人に興味があって、前に読んだちくま文庫の文豪怪談傑作選に「小説とは何か」というエッセイが載っていて、その十一にこの「暁の寺」を書き終わった後の心境なるものが書いてあって、何だか随分不穏な文章で死をほのめかしていた。そしてその後に「天人五衰」を書き終えた後死んだのだ。だから「暁の寺」には何か凄い秘密が書かれているんじゃないかと思った。それでついに「豊饒の海」を読み始めたのだ。

しかしちゃんとわかったのは本多は「三島由紀夫」だということと、彼が実際にインドでなんか凄い衝撃を受けたということくらいでした。インドって行くと人生観が変わるらしい。繊細な人は行くと特に危ないんだなと思った。

最初「輪廻転生」を信じているからこのような物語を書き、自殺までしたのかと思っていたけど、さすがにそこまで単純なことではないようだ。

また読んでから色々調べようと思った。

奔馬

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やっと手に入れて読み始めています。結構そろってない本屋が多くて困る。読み始めて、全く「春の雪」の続きになっていることに少し驚いた。本多君がまた出てくる。そして作品の文体やら全体から受ける雰囲気がガラッと変えてある。すごいことだと思う。

おそらく豊饒の海は4部作で人間の人生の春夏秋冬、少年期、青年期、壮年期、老年期を描くつもりなのではと予想してみる。色もそれぞれそのままのイメージカラーになっている気もする。そしてそれが、日本の明治大正昭和という激動時代のうねりと重ねられて描かれていくのか。わくわくするなあ。

んで作中に廃刀令の話が出てくるんだけれど、「神風連史話」のくだり…だいぶ本流に入ってきてる感じで三島氏の筆も走っている。刀とは魂の拠り所であるという熱い文章であった(まだ途中読みだけど)


そんで思ったんだけど

廃刀を命じた政府の直系が愛国を謳うなど笑止千万なんだといこと。草葉の陰でいろんな人が泣いているに違いない。
そしてもし廃刀令が無かったら今でも皆、日本刀持ってられたのかな? おのれの腰に魂のよりどころを手挟んでいられたら善悪も生死ももっと身近でい続けられたかも知れないと思う。

まあ、100円均一の包丁で人が刺される世の中は嫌だなあということだ。

飛躍しすぎですか、そうですか

春の雪

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豊饒の海〜春の雪〜 読み終わりましてございます。

美しかった!終わり方も申し分なく良かった。最初から最後の一文に帰着するまでのこの流れるような美文とリズム。甘美。

人間は確かな感情などを持ち合わせない。ただ状況に流されてそうなっていくのだという恋物語。状況こそが人をつくり、押流していくのだ。感情が先か状況が先かといったら状況なのだ。状況に流されないのは冷徹な観察者だけだ。

主人公と友人の本多はきっと三島由紀夫の中に双方存在し、常にせめぎあっていたんだろう。

はやくこの次を読みたくなった。

 

新耳袋9巻

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単行本が出てたのを発見して買ってきた。新耳袋は有名な現代怪談集だけど、狐狸妖怪系や植物とかの不思議な話が結構載っていて好きだ。幽霊話にも和むものはあるけど「悪意」の塊みたいな話はやっぱり読んでいて楽しくないし、くわばらなのだ。

今回は第十八話の托鉢僧の話がすっごくよかった。托鉢僧が一晩宿を頼みたいとたずねてくる話だ。奥さんは食事を用意して、お風呂をすすめた。あまり長湯なので旦那さんは怪しんで風呂に行く。パチャパチャ音がする。そっと中を覗くとおっきいタヌキが風呂のヘリに腰かけてしっぽで湯船を…湯船をパチャパチャしているのだっ!!

…か・かわいい…!!どうする?タヌキが、しっぽで、湯船を、だよ!?そんなんみちゃったらもう、ねえ?いいなあそんな不思議なこと一辺でいいから体験してみたいなあ。

でも私は俗世の欲得にまみれた俗人なので幽霊とかすら見たことはないのだった。大学生の時ちょこっとそんなような体験をしたような気もする。でも気のせいといえばそれまで、そんな程度の体験で実際怖くも無かった。怖い幽霊やら、どう考えてもおかしいような出来事にはあった事がない。「幽霊見えるよ」とか「感じることはある」という知り合いや友人は結構いたけど、私自身は縁が無い。

ちょっと残念だ




レイモンド・チャンドラー

ハヤカワ文庫で「湖中の女」「高い窓」「プレイバック」 創元推理文庫で「ベイ・シティ・ブルース」を読みました。

やっぱり清水俊二さんの訳が良い感じでした。あと「大いなる眠り」と「かわいい女」を読もう。最初に読んだのが「さらば愛しき女よ」で次が「長いお別れ」だったので、だいぶはしょって読んでしまいました。出版順に読むべきだったかな。

カッコイイ探偵さんの華麗なる女性遍歴をちゃんと順を追って見るべきでした。「湖中の女」「高い窓」にはあまり女の人は出てこないのでちょっと残念。でもそれの穴埋めかのように「プレイバック」では大サーヴィスでした。ちょっとやりすぎなんじゃないのって言うくらいマーロウ御乱行。少々破れかぶれ気味。最後の作品なので少し今までと作品の感じも違う。「プレイバック」という題は映像の「巻き戻し」という意味なんじゃないかな〜と思いました。「長いお別れ」のラストシーンの別バージョン。あのラストはあまりにもカッコ良くかつ気高すぎるから、こうキュルキュルっと巻き戻して違うフィルムを繋ぎなおしたみたいな感じだった。

「プレイバック」は読み終わって最後の最後に突然花束を渡されたように嬉しかったりした。こういうのもアリだと思った。


長いお別れ

「The Long Goodbye」 レイモンド・チャンドラー読み終わりました。

いい

フィリップ・マーロウはかっこいいな〜42歳でチェスが趣味で独身者、髪も眼も鳶色、職業私立探偵。彼がタバコを吸うしぐさとかコーヒーを注意深く煎れるとことか、女のあしらいかたとか、いちいち萌える。
前に読んだ「さらば愛しき女よ」はもっと若いイメージだったので修正。
リンダ・ローリングとの別れのあとの「さよならをいうのはわずかのあいだ死ぬことだ」のシーンを描いてみたり。

Goodbye

お金にも権力にも暴力にも負けない、何もかもから自由であるひと。

かっこいい!

レイモンド・チャンドラー「さらば愛しきひ女よ」

読み終わりました。面白かったです。

主人公のフィリップ・マーロウの、さばけてて、頭が切れて、ちょっとへなちょこだけど決して何者にも屈しない所が好かった。

愛しき女よ、と題されているとおり目も覚めるような悪女が出てくるお話でした。金髪の絶世の美女。でも心に残るのは「ピンクの斑点のある黒い虫」の話だったり「道徳的再武装」の言葉だったりして、男の物語なんだな。

<四十五口径の拳銃が玩具のように見える>大鹿マロイ、<菫色の眼の>レッド、<猫を思わせる笑顔>のレアード・ブルネット、萌えた。

読み方が腐ってる自分にがっかり。

m

探偵さんのイメージ画


「異邦人」 カミュ

読んだ。(ネタばれしています

文章がきれいで簡潔で良い。こういう文章はとても好きだ。

「不条理」というのは主人公ムルソーが偶発的に犯した殺人を、自分のことを全くほんの少しも知らない検事や陪審員や新聞屋によって脚色され、曲解され、極刑へと追い詰められてしまう主人公の人生、に対しての言葉なんだよね・・・?と思った。

紹介文は

「母の死の翌日海水浴に行き、女と関係を結び、映画をみて笑いころげ、友人の女出入りに関係して人を殺害し、動機について『太陽のせい』と答える。判決は死刑であったが、自分は幸福であると確信し、処刑の日に大勢の見物人が憎悪の叫びをあげて迎えてくれることだけを望む。通常の論理的な一貫性が失われている男ムルソーを主人公に、不条理の認識を極度に追及したカミュの代表作」

だった。

だから読む前は支離滅裂な主人公なのかなあと思ってたんだけど、ムルソーはすごく普通の、むしろ愛すべき青年だったよ。共感できた。「通常の論理的な一貫性が失われている」っていうけど、確かに風変わりではあっても彼には『一貫性』はあったよ。むしろ信念を持っている美しい心の持ち主だと思ったけどな。論理的じゃないのは検事や司祭の方だったと思う。

計画的殺人でもないのに自分達と同じような反応を示さないからといって、極刑を言い渡すような世界を、信念を懸けて離脱することにした一人の青年の話だったと理解した。

とても美しい文章だったので読んでいて楽しかった。

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